トライアングル・ラブストーリー


もう一度翔梧と付き合って、もしまた子どもが出来たとしても今度こそは結婚して、早く母を安心させてあげたかった



翔梧に彼女がいることは知っていた


でも、彼女より私の方が翔梧とは強い絆で繋がっている


私はそう確信していた…


あの言葉を聞くまでは……



翔梧に好きと伝えた時、翔梧の顔が一瞬歪んだような気がした


そして翔梧の口から出た言葉は「嫌い」


目の前が真っ暗になった


だけど何とか平静を装って話を続ける


今ここで取り乱せば計画が水の泡となる


そう、あの計画が……



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