龍の花嫁~ちはやふる・冬絵巻~
白い龍に救われ私は…泉のそばの祠に居た。
濡れた身体を乾かすように…誰かが火を起こしてくれていた。
「……あなたは!!?」
私のそばには…私の会いたかった彼が居た。
でも…智成さんに顔が似ている。どうして!?
「俺は龍神……お前の会いたがっていた男性の魂は俺が喰らった…」
「!!!?」
「いずれにせよ…。男性の命は雪解けを迎える春まで命だった。少しだけ…
命が尽きるのが早かっただけの話…それにこの者は人を殺め…輪廻の輪から外れている。
俺が魂を喰らわなければ…永遠に物の怪となり…闇の世界を彷徨うことになったはずだ」
「……」