龍の花嫁~ちはやふる・冬絵巻~

 『龍神様の花嫁』と言えば…ありがたい話ではあるけど…簡単に言えば…生贄。



 私は雨を降らす為に龍神様の生贄にされるわけだ。



 「……雪解けして桜の咲く頃に…儀式は執り行うそうじゃ」



 「……私は謹んで…お受けします…。その代わり…あの方を…このまま置いてください!それが私の最後の望みです!」



 父は腕を組み、しばし考える仕草。



 「よし、わかった」


 私の望みを父は受け入れてくれた。
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