雨に恋した華 〜君とずっと〜
「もう、機嫌直った?」


優しい笑みを浮かべた虹ちゃんに、あたしも微笑みながら頷いた。


「誤解が解けて良かったよ……」


眉をしかめながら笑った彼を見て、張り詰めていた糸が緩んだかのように安堵する。


そのせいか、まだ体内に残っているアルコールがまた回り出した。


「じゃあ、今度は俺の番な」


虹ちゃんがそう言った瞬間、あたしの視界がクラリと傾いた。


「え……?」


一瞬、自分の身に何が起こったのかわからなかった――…。


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