王子様の甘い誘惑【完】
「……――んッ……!!」


息もできないほどの深くて激しいキス。


膝がガクガクと震えて、立っていることがやっと。


「……それ終わったら一緒に風呂入ろうぜ?」


唇を離した蓮は口の端をクイッと意地悪く持ち上げて、そう言い放つ。


「……――ありえないから!!」


あたしは真っ赤な顔をして蓮を怒鳴り付けた。


一緒にお風呂に入るなんてありえない!!


だってお風呂って……裸で入るものだし……そんなのって……――。


蓮は慌てるあたしを見つめて、余裕そうにクックと喉を鳴らして笑っていた。


< 277 / 425 >

この作品をシェア

pagetop