王子様の甘い誘惑【完】

「これからは俺以外の男に呼び出されてもついてくんじゃねぇぞ」


「え?」


「お前は俺のものだ。今もこれからもずっと。分かったか?」


「……分かったから……腕離して?ねっ?」


泡の付いた手を蓮の体につけないように持ち上げているあたし。


だけど、腕がプルプルして限界も近いみたい。


「蓮……もう腕が……」


その続きを言えなかった。


あたしの唇を蓮が塞いでしまったから。

< 276 / 425 >

この作品をシェア

pagetop