王子様の甘い誘惑【完】
「話ってなに?いい話?それとも悪い話?」
ユキ先輩は透き通った瞳をあたしに向ける。
その途端、胸が締め付けられる様に痛んだ。
「ユキ先輩……あたし……先輩の気持ちには応えられません……」
ユキ先輩は王子様みたいだし、優しいし、カッコいいし。
先輩を振る理由なんてないはず。
だけど、あたしにとって世界一大切なのは蓮で。
意地悪で強引でドSでエッチな蓮。
それでも、あたしは蓮が大好きなんだ……――。