王子様の甘い誘惑【完】

「そういえば、契約ってもう一つあったって知ってたか?」


すると、蓮は急に真顔になってそう言った。


契約が……もう一つあった……?


なにそれ、どういうこと!?


「だって、この前の契約だって別に意味はなかったんでしょ?」


「まぁな。でもこの契約は俺と理生にかかってる」


「なにそれ。よく分かんないんだけど」


「いいか、よく聞けよ?」


蓮はそっとあたしの耳に手を添えた。
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