王子様の甘い誘惑【完】
「俺と理生は許嫁(いいなずけ)だ」
「い、い、いいなずけ!?なにそれ!!」
「将来、俺と理生が結婚するってこと。で、俺が親父の会社を継いで、お前は社長夫人だ。悪くない話だろ?」
「ちょっ、ちょっと待ってよ!!あたし、別に社長夫人とか興味ないよ!!」
それにまだ高校一年生だよ!?そんな先のこと、考えらんないよ!
「理生の両親は大賛成だったみたいだけど。それに、今、理生は俺と付き合ってるんだし別に問題ないだろ」
「それとこれとは話が別!!」
思わずガバッと起き上がって、体に何も身につけてないことに気付く。
「……キャッ……!!」
両手で胸を押さえて再びベッドに潜り込む。
そんなあたしの頭を優しく撫でながら、蓮は口元をクイッと上に持ち上げた。