図書室の君【短編】



ふぅっと息をついて
カントをしばし読み始める。




最初苦手だった哲学も
二年間読み続ければ




さすがに抵抗が
無くなってくるというか。




おかげで現代文だけは
いつも満点である。




でも、
そんなテストとか
はっきり言ってどうでもいい。




君が手にとって、
読み進めた本を




私が今、こうして手にして
読めること。




それだけでいい。




それだけで
胸が苦しくて涙がでそう。





< 8 / 23 >

この作品をシェア

pagetop