獅鷲




***




目の前の建物を前にして、ついつい見入ってしまう。




あたしは今、学校に来ている




ーーハズ…。







流石不良高というか何というか…。本当にこんなことやってんだなぁって驚きや呆れることを通り越して関心さえしてしまうよ、うん。




塀には『喧嘩上等』やら、『我此処に参上』やら、美学性が微塵も感じられない変な落書きが描かれていたり、校内のガラスが割られていたりした。






冬場はどうやって越してんのか。




とても疑問だ。




まぁ取り敢えず、こんなとこで突っ立てても埒が明かない。



そう思い、あたしは重たい足取りで理事長室に向かった。



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