獅鷲



――数分後



道が分からないあたしは、校内を探険がてら放浪していた。





この探険にはしっかり意味がある。



その証拠にこの探険で分かったことが三つ。







まずは下駄箱。



この学校には女子らしい靴は一つも見られなく、一部を除いてどれもが泥まみれでボロボロな靴ばかりだった。






ということは、女子がいないということ。一つ目に分かったことはコレだ。







次に教室。



やけに静かなクラスと教室に居ても先生すら来ずに騒がしいクラス、そして誰ひとりとして居ないクラスの三つに分類された。







この違いは何なのか…それはまだ疑問だがコレが二つ目。







最後に理事長室。



学校に来て、一番気になっていたと言っても過言ではない程気になっていた所だ。





窓ガラスは一枚も割られておらず、そして何処からか威圧的オーラが漏れているようなのをあたしは感じ取っていた。




この中にいるのはどんなけすごい奴なのか、好奇心旺盛なあたしは気になって気になって武者震いが止まらない。




この中に居るのはただ者じゃないこと、コレが三つ目だ。



< 4 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop