愛しさは孤独の支配者
真緒「……なんしてんの亜季くん」
亜季「……別に」
亜季はタバコに火をつける。
亜季「なに逃げてんの?」
真緒「え?」
亜季「……」
口から煙を吐きながら亜季はとぼけた感じの真緒を見つめた。
真緒「逃げてへんよ」
亜季「……呼んでたけど」
真緒「え」
亜季「亜也」
真緒「……?」
亜季「呼んでた」
真緒「……」
真緒は鏡で自分の顔を見た。
美月「あはは(笑)ほんま弱いなああ」
亜也「だから言ったじゃないっすか……」
あたしは少しムッとしてみんなを見た。
景「まぁ女の子は負けたほうがかわええからな(笑)」
亜也「……」
それはどういう……
剣「それどういうこと(笑)」
亜也「ほんまですよー……」
みんなと話してる時に部屋に真緒さんが入ってきた。
真緒「あ、……なにしてんの(笑)」
美月「トランプトランプ!!ほな先生も次は参加な(笑)」
と言って美月さんはトランプを再び混ぜ始める。
真緒「あれ亜也ちゃんが呼んでたって聞いてんから来てんやけど」
亜也「え……」
呼んでた……?
あたしはポカンとしてしまう。
剣「え、なんのやりとり(笑)」
景「僕、自販機行ってくるわ。」