きっと好き
「“主夫”なんだ。ウチ、母ちゃんが働いてんの。」
「へぇー、すごいね。てか、それ"プー太郎"って言わないんじゃない?」
「そうなの?今ハローワーク行きまくってるよ。」
神谷はそう言うとケラケラ笑った。
神谷の家も、なんかゴチャゴチャしてそう…
なんて考えていたら駅に着いた。
家まで付いて来る神谷にはもう慣れてしまった。
神谷と話すのも、なんだか自然なような気がする。
…これって、神谷の思惑通り…?
まぁ、いいか。
なんて、私、神経が麻痺してんのかも。
「じゃ、お父さんの事で嫌な事があったら、いつ呼ばれても俺がすっ飛んで行くから。ばいばーい」
「…ばーか。」
何でかな。神谷は最後に、私の欲しい言葉をくれる。
ニセモノのくせに。