【短編】アタシは商品
「抜け出せない大事な現場だろ」
彼はアタシの感情なんか気がついて無いみたいで、イタズラっぽく笑う。
「女の子が腕に抱きついてる現場ね」
アタシはギュッと抱きつく力を強くする。
「別に…電話しても良いよ?」
上目遣いに彼を見上げ、思ってもいない事を言ってしまう。
「しないよ」
その一言が聞きたいがために。
「でも、明日は電話するんだね」
本当にアタシって可愛くない!
ついつい焼きもち妬いちゃう……(泣)