トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
遼吾はそのまま私に背中を向けてしまった。



できないから怒ってしまったのかな?





「遼吾?」


「………俺、帰るわ」


「えっ?」


「明日学校終わったら電話しろ。迎えにいく」





遼吾はそう言って立ち上がった。



そして、私がボタンを直してるうちに帰って行ってしまった。





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