聖なる華
できるだけ上品に言ってやった。
まぁ、あてつけだと思うのも無理はない。
なんせ、黒と青のオンパレードだしな。
「本当にですか・・・?」
疑うような瞳。
「ええ、本当ですわ」
それに即答で答える私。
「フフ・・・あはははは、あなたは面白い人ですね」
「それ、貶してるとうけとりますね」
私を笑うだと?
言い度胸じゃないか。
「貶してるんではありません。これはいい意味で、ですよ」
「では、お褒めにあずかり光栄でございます?」