First Love 〜俺に惚れろ〜
先輩
「ナーナ」
「うっえ!!?」
放課後、マネージャーの仕事をしていたら
突然後ろから声をかけられて変な声を出してしまった。
「……ぁ」
振り向くとそこには、昨日の性格悪い男が立っていた。
「………」
無視しよう。
パッと頭に浮かんだ考え。
そのままくるっと向き直り歩きだそうとすると
ガシッ。
「わっ…」
頭をわしづかみにされた。
「な…何ですか」
「何ですか、じゃねーよ。なぁに無視しよーとしてんの?」
「ぅ……」
それはもちろん、一番最適な行動だと思ったから
……なんて言う訳にはいかず。
「…何かご用でも?」
「あ?別にねぇけど?」
「は…」
じゃあ何なんですか!!