First Love 〜俺に惚れろ〜

「ねぇ、悠〜っ」

「あ?」

「ありがと、一緒に帰ってくれて♪」

「……ガキ」


……人が素直に言えば…。

「あんたねぇー、いっつもガキとかバカとか、名前も覚えれないのぉ!?性悪おと…「ナナ」



「………へ」


「……とっとと行くぞ、鈍感」


え…え…?
ちょ…っと待って、
待ってよ…っ!!


「ど、鈍感じゃない…っ」


ビビックリしたぁ…っ
い、いきなり名前で呼ぶから…っ


「……のろま」

…もぉ戻ってるし…。


「ま、待ってよぉ…っ!!」


悠の顔が微妙に赤くなっていたコトにナナが気づく様子はなく


また悠も、ナナの顔が赤くなっているコトに気づかなぃまま


暗い帰り道を歩いて行った――…。

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