First Love 〜俺に惚れろ〜
それから1日はあっという間に過ぎてって
「ナナ、帰る?」
「ん、」
「…大丈夫?」
瑞穂が心配そうな顔で聞いてくる。
「大丈夫だよ♪ありがと、また明日ネ♪」
それに無理やり笑顔を作って、教室を出た。
――…
「……はぁ」
帰り道で1つ、溜息をつきながらトボトボと歩く。
もぉ何が何だかわかんないよぉ…。
ふと顔をあげる。
「……っ!!?」
あげてビックリして
声が出なかった。
「………」
壁に寄りかかってる悠がいたから。
「……な」
「………」
「なな…っ、な…!!?」