First Love 〜俺に惚れろ〜
――…
「…ということで、マネージャーとして新しく入った」
「冬美ナナです、よろしくですッ」
放課後―…部長さんにつれられて、今は自己紹介中。
憧れてたマネージャーになれたということで少し浮かれていた
……が
「…何でお前が突然入ってくんだよ」
…世の中全てが上手くいくわけではない。
「ぇ…、ゆ悠!!何でいるの!?」
「…俺バスケ部だし」
ぇええ!!?
しかも
「な…んで男ばっか?」
…いや、男しかいない。
え?え?何、何故?
パニック。
「…おい、お前どんな部活があるかくらい覚えとけ」
「へ…?」
「この学校に女子バスケ部はねぇ」
「…ん?え?じゃあナナが入部したのって、」
「男子バスケ部」
「のマネージャー」と付け加える悠は呆れ顔で言う。
はは…。
イヤ、でもね…入部しちゃったデスよ、はい。
顧問にもあんなにはっきりと笑顔で言ったデスよ。
…後悔してもやっぱり遅いらしく。
「うおぃッ、悠!!この子が噂の転校生か!?」
「っつかうちの部に念願のマネージャー!?」
「しかも女」