スキトキメイテキス【BL】
「ちょ、調子に乗らないでください! 僕は別に水野さんの事が好きだって言った訳じゃ……」
「キスだけで真っ赤になるクセに何言ってんだ。まぁ、そうやって強がってみせるお前も嫌いじゃねねーけどな」
「……っ!」
さらりとそんな事を言うなんて……!
「だっ、大体、何なんですか急に! ケーキ出してくれた後と今じゃ水野さん別人ですよ!」
本当にそうなんだ。
それまでは何だか落ち着かない風で、いつもの俺様水野とは違って何だか気持ち悪いくらい静かだったのに。
僕が「嫌いじゃない」って言った途端に態度を変えてきた。
「誰だって告白する前は緊張するだろ……って、ああ、お前はそんな経験も無かったか」
「バカにしないでください! 僕にだって……」
言い掛けて、僕はそのまま言葉を紡げなくなった。
俺様水野の視線が、突き刺さる。