同棲彼氏
「Makotoさんに可愛い彼女さんがいることはわかりました。では、癒鶴さんは彼氏とかは?」

「いえ、いませんよ」

「えー!本当?でもモテるでしょ。好きな人とかは?」

「あ、それはいます!」



癒鶴の恋バナなんか聞きたくないし!



それでも耳に自然と入ってくる。



「誰?芸能人の方?」

「いえ、違います。一般人・・・でもないんですけど」



そう言って笑う癒鶴・・・やっぱムカつく。



「じゃあクイズの方行きますか。じゃあこの四枚のカードからそれぞれのチームで一枚選んでください」



もう一人の司会者がカードを出した。



「じゃあ、チーム・ファッションから、翔さん、どれか選んでください」

「え~!アタシ~?どれにしようか迷うわ~」



カメラは翔さんにみんな向いてて気づいてないだろうけど・・・癒鶴が真湖斗にベタベタしてる!



真湖斗も嫌がれよ!



癒鶴が可愛いからって嬉しそうにしてさ。



「Makotoちゃ~ん。どれがいいかしら?」

「えっ!俺ですか?」

「えぇ、Makotoちゃん可愛いもの~」



ヤバイ・・・。オネェさんにまで妬きそう。



「じゃあ・・・左から二番目のカードで・・・」

「ヤダ~!アタシも同じの選ぼうとしてたのよ~」



オネェさんが真湖斗・・・じゃなくてMakotoの腕にしがみついた。



それを笑ってみてる司会者。



「彼女さんが妬きますよ~」

「この際妬かせとこ☆ね、Makotoちゃん❤」



真湖斗~・・・。
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