同棲彼氏
そして、撮影は一回中断して休憩タイム。



翔さんに挨拶をしてみたら、普通のおじさん声で「あ、どうも」と言った。



オネェはテレビキャラだったのね・・・。



テレビって怖っ!



「じゃあ、昼食行ってきていいですよー」



ADらしき人が言った。



「一時間後に再び撮影しますので、一時間で戻ってきてください」

「はーい」



私と真湖斗はそう返事をすると、スタジオから出ようとした。



なのに――



「待ってください!私も一緒にいいですかぁ?」



という、アイツの声が後ろからした。



振り向くと、やっぱりアイツ――癒鶴。



「どうぞ」



真湖斗ぉ・・・。



「どうぞ」じゃないでしょ!



「本当ですか~!わぁ!嬉しい~」



癒鶴・・・私を見てニヤッと笑うな!



「あ、あたし良いお店知ってますよ~」



私達はその癒鶴の言葉で癒鶴オススメの店に来た。



・・・イタリアンか。
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