同棲彼氏
目の前に出された指輪を見てつい泣き出してしまった・・・。



私――優美は真湖斗の話しを聞いて、さらに泣き出す。



「真湖斗・・・真湖斗くらいイイ男はこの世に存在しないね・・・。もちろん、それ以上の男も」



真湖斗は嬉しそうに笑った。



あぁ・・・その笑顔に優美はノックアウト寸前です。



私って、そうとう真湖斗にハマってますね。



「ねぇ、指輪・・・つけていい?」



私は顔を少し赤くして・・・少し細くてピンク色のダイヤが付いたエンゲージリングを手につけた。



それを見て顔を赤くする私。



「真湖斗ってセンスいいね」

「まぁ・・・デザイナーだから。それより優美・・・超似合うんですけど」

「えへへー。ね、真湖斗」

「ん?」



私から、真湖斗にチュッとキスしてあげた。



多分、これが最初で最後。



・・・ううん、一年に一回くらいは私からキスしてあげてもいいかな?



毎日なんて、絶対しない。



私からって、恥ずかしすぎるでしょ!



「・・・優美からキス・・・。マジレア・・・」


私だってたまにはやります!
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