双子くん×双子ちゃん

「うん」



「考え事って…どんな?」


あたしは、真っ先に浮かんだ疑問を尋ねる。






「そんなの、決まってるじゃん」


そう答える紬の目には、
お金のマークが輝いている。



「……。」








「あぁ…っ、これであたしも念願のセレブに……!」




そういって、
また自分の世界に入ってしまった紬に


あたしはただ苦笑いするしかなかった。








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