汚レ唄


流れ出すイントロ。



やっと歌えるという開放感が自然と歌声を大きくさせる。


歌うたびに音楽が喉を潤していってくれるよう。






やばい。私……病気だ。


歌わなきゃ生きていけないかもしれない。


歌がないと、私……おかしくなりそう。





ずっと歌っていたい。



いつまでも、いつまでも歌っていたい。



いつの間にか歌が私の全てになっていた。






歌うことが大好き。



大大大好き。




どんどんはまり込むその魅力に、私はもう中毒になってるんじゃないかってくらい音楽しか見えなかった。










音楽中毒。


いいんだ。




私は音楽中毒者になってやる。
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