ボーダーライン
家の前に着くと



「なんか…ごめんな…。」



謝られた事が私を切なくさせた。



「あはは(笑)!何謝っちゃってんの?!」


らしくない!と言う振る舞いで亮くんを笑い飛ばす。



「いや、だって…俺お前にキ「今日は!!…



キスした事を謝られるのが嫌で言葉を挟む。


「今日は……お互い酔い過ぎただけだよ。酔い過ぎただけ…。」



そう言ってニコッと微笑むと亮くんはまた私の頭を撫でた。



亮くんに向けた言葉は…私自身に言い聞かせる言葉だったのかもしれない。
< 113 / 130 >

この作品をシェア

pagetop