スキャンダルなアイツ-プレイボーイに気に入られたのは毒舌地味子-




私が続きを待つと、

稜佑の方を少し睨んで


「桃井にテスト勉強なんて教えられない」


と言った。


「え?なんで?……もしかして、稜佑って手遅れなほど馬鹿なの!?」


私が可哀想、と思いながら稜佑を見ると、

稜佑は爆笑。

水野くんはびっくりした顔で私を見た。


「え、山田さん、桃井が馬鹿って、本気で言ってるの?」


水野くんに聞かれたことに頷いてすぐ肯定すると、

「香乃子ちゃん、入学式寝てたべー!?」

お腹をかかえ机を叩いて笑う稜佑。


……なんだコイツ、うるさっ!


そんな奴を怪訝に見ながらも

「入学式?入学式は、……ちょっと色々あって、休んだわ」

そう、あの当時の大失敗。

今でこそ友達がいるけど、

最初誰とも友達になれてなかった諸悪の根源。


「入学式が、どうしたのよ?」

思い出したせいで、イライラしながらそう聞くと、

水野くんがメガネを直しながら言った。


「桃井が首席入学で

新入生代表の挨拶をしたんだ」






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