スキャンダルなアイツ-プレイボーイに気に入られたのは毒舌地味子-
「とにかく、
そうやって馴れ馴れしくされるのは気分が悪いの。
すごく不愉快だからやめてほしいとだけ言っとく」
まぁどうせ無駄なんだろうけど。
心の中でそうぼそっとつぶやいて
いつの間にか着いていた教室のドアを開けた。
桃井稜佑は何か言いたげだったけど、
私の行動がそれをさせなかった。
付きまとわれるのは本気で嫌だけど、
唯一、彼が私の言い分を尊重してくれてることがある。
『教室、特に大勢の前では話しかけてこないこと』
コイツは私が1人でいる方が
からかいがいがあるだなんて多分思っているんだろうか、
このことだけは何故かちゃんと守られてる。
そうやって人の言い分が少しでも聞けるなら、
付きまとうのはやめろ、
というお願いはなんで聞いてくれないのか。
本当に彼は
『自分が面白いか否か』
が行動基準というのが
よくわかってウザったい。