ズルい-蓮井side-

短い沈黙に、司さんがフゥと息を抜くのがわかる。


あたしは、その、柔らかい空気に体がビクリとする。


怒るでもなく、


受け入れるでもなく、



ただ、空虚な瞳に、


体が強張った。



「優菜」


いや、聞きたくない。




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