あの日
出会った
「龍待った??」
話しかけたのは、金髪のギャル系の男。
「いや、さっき来たとこー♪」
「じゃ、行こうー」
私達が出会ったのはあの日、、、
「カナ今年は、何処に行く??」
後ろから幼なじみの梨恵が話しかけて来た。
何処でもいいと思いながら、高校三年まで、
夏休みは、梨恵と遊び回った。
理由は、一つ梨恵は彼氏が欲しいから、、、
「海でいいんじゃない」
適当に返事をする。
「海かー、じゃ放課後街行こ」
「いいよー」



「カナ、こっちだよー」
街中で大きい声で名前を呼ばれるのは恥ずかしい。
「わかってるよー」
デパートの3階へエレベーターで行き、二人で一時間かけて買った。
私は、水色の水玉のビキニ
梨恵はピンクの水玉のビキニ
二人でお揃いの水着を買った。
「じゃ、そろそろ帰ろっか」
その日は家に帰った。

時は過ぎて終業式の日。
昼から梨恵と街へ行くのでメイクをいつもより念入りに。
一階へ降りるとお母さんがいつものように
「カナ早くしないと電車遅れるよ」
「わかってるよー」
朝はいつもこんな感じ。
梨恵を迎えに行って電車に乗った。
いつもの電車に乗り遅れ一本遅い電車に乗った。
電車は通勤ラッシュで狭い。
「カナ後二駅で降りるから、降り過ごしたらだめだよ」
「わかってる、梨恵も気をつけてね」
電車が揺れ二人の距離が離れた。
電車がホームに着き、人が更に入ってきた。
ドアがしまって動き出したその時。
「きゃっ」
スカートの中に手が入ってくる。
叫び声も満員電車なので、かき消された。
「梨恵助けてー」っと言いたいが声が恐怖で出ない。
「た、た、助けて」
声が出た、その声は小さかったけど梨恵には届いた。
梨恵がこっちへ来て渡しとスカートの中にあった手を取り
ドアが空いたら、すぐに引っ張り出した。
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