続・絶対温度-私の定義-

「…どうすんのよ」


眠い。体が疲れていて、関谷の腕の中は恐ろしく安心できる。それに優しい香りがして…


「なにが」



関谷の低い声は耳に心地よくて、




「これ以上、あたしをあんたでいっぱいにしてどうするの」





あんたの温度は優し過ぎて、あたしをいつだって狂わす。本当、殺す気なの。




「…っ、なんだそれ」





関谷の腕が僅かに弱まる。ああ、駄目、なんだか眠気が酷い。



関谷の顔が赤い気がする。だけど、暗闇だし、気のせいかしら。


あたしの意識はもうそれ以上は襲ってくる睡魔に勝てなくて、関谷の声が遠くで聞こえた気がしたけどよく分からない。








「ったく…人の気も知らねーで」




だから、あたしの目元に優しくキスが落ちたのは夢だったのかもしれない。








Fin
< 30 / 30 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:60

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

calculator

総文字数/2,527

恋愛(ラブコメ)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
擬人プリ参加作品です。 サクッと読んで下さい(^^)
駄目男、最低。

総文字数/11,157

恋愛(キケン・ダーク)43ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
何度も何度も浮気する駄目男。 許せる?わけないけど、離れられない駄目女。 でも、次の浮気でサヨナラ。 駄目彼氏との結末は? ※読後モヤッと注意※ けいなママさん すずのフラワーさん レビューありがとです!
お持ち帰りしていいですか?

総文字数/1,699

恋愛(純愛)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
いつも無口でぼんやりした後輩の彼の、意外な一面をみてしまいました。 【壁ドン企画参加作品】 年下彼の甘い嫉妬 王道ストーリーです 姫野ゆずき様 レビューありがとうございます(*^^*)

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop