人気者彼氏と声優彼女
ドサッ
鞄が落ちた。
今俺…。
しかもヤバいし
この状態。
俺が壁に手ついてて
こっちからキスしたみたいになってる。
「うわっマジ?」
廊下から声がきこえる。
バッと弥生から離れた。
「達也って振ったくせにキスするんだ」
はっ?
「達也お前彼女いんのに手だしてんじゃねーよ」
―お前ら
「紗耶香ちゃんはどうすんの?」
―なんも知らねえくせに
「まじ弥生かわいそう」
「うっせんだよ!!!」
「「!?」」
俺は鞄をもって教室をでた。