人気者彼氏と声優彼女
けど、隣には瀬戸ってやつがいた。
「次どこ行く?」
「瀬戸くんちでゆっくりしたいな?」
「わかった。」
パッと俺と目が合う紗耶香。
その瞬間時がとまったみたいだった。
紗耶香の目から涙がこぼれる。
まだ俺のこと思ってくれてる?
「達也っなにしてんの?」
「いや、なんでもない。」
弥生に腕を引かれ、椅子にすわった。
ドクン
ドクン
鼓動がはやい…
「…なに食べよっか?」
「私、これっ」
楽しそうにメニューを選ぶ弥生。
「んじゃ俺はこれ。
ちょっとトイレいってくる。」
俺は高まる鼓動を抑えるためトイレへいった。