人気者彼氏と声優彼女
今なんて?
そんなことを考える暇もなく叫びまくった。
「きゃーーわぁあああー」
しっかりと繋がった手のおかけで少し安心だったけど、怖かった…。
「あははははっ紗耶香おもしろっ叫びすぎ。」
「だって…怖かったから…」
「だからって…あははははっ」
1人で笑い続けてるたっくんを無視して、地図をみた。
「たっくん!!次これいこ?」
「お化け屋敷?」
「うんっ!!」
「マジか…わかった…」
少し嫌そうな顔をしてるたっくん。
並んでるとき聞いてみた。
「もしかして苦手?」
「…すいません。やめねぇ?」
「やめない。」
「ちがうとこいかねぇ?」
「いかない。」
たっくんは、そのあともなんだかんだ言ってきた 。
「もぅ、手離さないから、いこうよ。多分大丈夫だから。」
「多分ってなんだよ…」
「私…守ってくれない達也は嫌い。」
思い切って行ってみた。
「…わかったよ。紗耶香は俺が守るから。」
その言葉にドキドキした。