彼女には言えない。
俺はぐっと腕を伸ばして息を吸う。
空は真っ青で
天気がいいなって思った。
「中学ん時は、とりあえず勉強してた。あとは片っ端から検定とか受けてたな。周りがカップルだのなんだの騒いでても気にせず読書してたし、卒業自体もただ中学生から高校生になるだけって感じだった」
竜希は隣で「そんな中学生いんのかよ」と、若干驚いているようだった。
「でも、高校は…違った」
俺がそう言うと、
竜希が口を開く。
「俺はさ。小、中ってそれなりにやんちゃして楽しくやってきたし、恋愛もそれなりにしてきた」
俺とは真逆だった。
竜希と仲良くなるなんて
誰が想像した?