桜、咲く頃会いましょう。


「ん、んんー。ん?!」


ガバッと起き上がると、見知らぬ部屋にいた


しかも、手と足が紐で結ばれてて口には布が詰められていて喋れない


「んんんー!」


到底、上手く言葉なんてはっせられるわけなくて…


すると、突然襖が開いた

「あっ、やっと起きましたか。」

「んんんー!!」

「それじゃ喋れませんね。今取るんでちょっと待ってくださいね。」


そう言って、私の口に入っている布を取ってくれる



「ぷはっ!…。あの、あなたたちはいったい何者なんですか?」

「あぁ、すいません。申し遅れました。僕は、新撰組一番隊組長沖田総司です。あなたの名前は?」

「あ、私は平松桜子といいます。それより、私どのくらい眠っていましたか?なんで、ここへ連れて来られたんですか?」

「眠っていたのは半日くらいですよ。何故、ここへ連れて来られたのかは、土方さんを呼んで来るので少し待っていて下さい。」



私にそう説明してから、沖田さんは部屋から出ていってしまった


< 8 / 336 >

この作品をシェア

pagetop