恋心♥上昇↑↑

もしかして恋の予感?

そう言って管崎くんはアタシの手のひらに携帯を戻した。

「そろそろ俺帰るな。気ィつけて帰れよミサコ。じゃな」

今の出来事は一生忘れないと思う。

そしてアタシは助けてくれた管崎くんに心の中でもう一度お礼を言った。





アタシは、あの後ドブ水とかを片付けてたため予定より随分遅くなってしまった。

♪　　　　　♪　　　　　♪

少し急いでいる所に電話がかかってきて少し驚いてしまった。

ディスプレイを見ると『カエデ』と出ていた。

「誰この人?知らなってる!!（知らないと知っているの合体形）」

携帯を開き恐る恐る耳に電話をあてる。

「はい。中尾ですけど。管崎くんですか??」

するとさっき話していた声とは異なる声が聞こえてきた。


『あ、ミサコちゃん?俺フウの親友の永田啓太っつうんだけど知ってる?知るわけないか。フウに名のらせたんだもんねー。もし知ってたら驚き。』

でもアタシこの人のことは知ってたりする。

だって只今興味の在る御方だから。