恋心♥上昇↑↑

「泣いてるの?」

ミサコの言葉で目に手をやると、生暖かい水が溢れていた。

「いやッ。別に。」

誤魔化そうと否定した。

ミサコは何かもっと違ぇ意味で考えてくれたみてぇだけど。

「腹痛?頭痛?」

「大丈夫ダ。目ニゴミガァーッ。涙流したら流れるだろ?」

少し片言になっちまったけどそんなに変な風には見てねぇらしい。

「そっかぁ。それでも流れなかったら水の中で目パチパチさせると良いよ。ちょっとした豆知識♪」

んなん誰でも知ってるだろ?

「俺目にゴミ入った時ミサコちゃん方式でゴミ取ってる♪」

ケイタ乱入。

「俺擦って取る。」

「え!?今涙流して取ったんじゃ?」

・・・・俺言った事矛盾してたかもしんね。

「ミサコちゃーん♥帰ろ♪」

ケイタの甘い声が響きミサコは、ケイタについていく。