モノクローム
そんな場所に訳もなく毎回足を運ぶ私は変人だと思う。
生い茂る草を踏みしめていくうちに、暗闇の中に人影があることに気付いた。
それを見た私は思わず「変人…」と呟いた。
誰だろう、こんな真夜中にこんな場所に来ているのは。
…まあ、それをそのまま私に返されたら何も言い返せないんだけど。
とりあえず一歩ずつ近付いてみる。
顔はハッキリとは見えないし、その人物は地べたに座って空を見ていたから私には気付かないだろうと思った。
だから、少し調子に乗ったのがいけなかった。
「…こんばんは」