溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「ありがとう…さっきはすまなかった…」


 「…よほど…お好きなんですね…その彼女のことが……。いつも…会長の言われる
ままに従い…優秀だった珪さまが…会長に反抗するとは…後ろで見てて驚きました」



 「唯の片思いだ…」


 「!?」



 俺は…真っ向からハニーを手に入れようとしなかった。姑息な手段を使って…
汚い男なんだ。



 金や地位や名誉を手に入れても…何一つ俺は…俺は変わってなかった。






 ちっぽけな俺のままだってことだ。


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