溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「でもパーティって何??」


 「……お婆様の79歳の誕生日が来週…行われる…俺は…お前を親族にも紹介
するつもりだ」



 「え~~~~~っ??」



 静寂した渡り廊下にハニーの驚きの声が響く。



 「パーティなんて…そりゃ…叔父様の仕事の関係で何度かは経験したことがあるけど」



 「なら…大丈夫だろ?」



 「…うっ…」



 ハニーは不安そうに考え込む。



 「ハニーには俺がついてるだろ?大丈夫だ」



 ハニーのどんな顔も可愛く思える俺はかなり重症…。



 「……珪さまが居れば心強いですよ」



 後ろを歩く濠もハニーの不安を取り除こうと言葉を紡ぐ。

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