溺愛ダーリン&愛しのハニー

 「私が認めていないのにもかかわらず…こうして挨拶に来ることが出来るなんて
 その度胸は認めます…」

 
 私は別に…ダーリンの強引に連れて来られただけで…。
 度胸なんて…持ち合わせてないけど…。
 

 「……でもその度胸がどこまで続くかしら~」


 眼鏡の奥の瞳が不敵に私を見つめていた。


 「……では俺はハニーと…ご挨拶して来ます。お婆様」


 「……正式に認めたわけでは有りませんよ。珪…彼女は婚約者候補として紹介しないさい」


 婚約者候補!!?


 「承知しました」
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