溺愛ダーリン&愛しのハニー
 ハニーも俺の気持ちを受け入れてくれた。
 ハニーも俺を幼なじみとしてではなく…男性として見ていてくれた。
 俺はそう思っていた。


 でもそうではなかった。


 ハニーが俺と付き合ったのは冬子の後押しがあってからだと知った。


 ハニーの付き合うって言うのは…あまり…友達として付き合うことと大差がない。
 そんな感覚。
 俺を男性として意識していなかった。


 手を繋ぐとかキスするとかそんなことなんて全然…考えてない。
 俺のことは唯の幼なじみで性別が違うだけ。
 ハニーとってそれだけのことだった。


 俺はこんなにもハニーを女として思っているのに…。
 もどかしいけど…俺はハニーと「付き合っている!!」
 その事実を捨てたくなかった。


 誰よりも特別ならそれでいい。
 俺はそう思って…ハニーと半年…付き合った。

 

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