溺愛ダーリン&愛しのハニー

 「ダーリン!!?」


 「俺は止めない…受けて立つ!!ハニーお前は下がっていろ!!」


 「私たちはこっち~♪」


 雲雀さんが私を二人から引き離す。
 うろたえる私とは裏腹に雲雀さんはこの決闘を楽しんでいた。


 「男同士が命がけの勝負するのよ~。カッコいいと思わない??」


 「……」


 「私はゾクゾクしちゃう~」


 雲雀さんの言葉に私の背中がゾクリと震える。

 命がけの勝負なんて私は見たくない><



 羽生先輩も剣を柄から抜く。


 二人の間に審判である武士が立った。



 先攻と後攻を決める為のコインを武士が宙に投げ上げた。


 金のコインが武士の手の中に吸い込まれるように戻って来る。



 先攻は羽生先輩。
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