溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「……目覚めないのは…私の責任だ…」



 ダーリンのお父様は顔を手で覆い、項垂れた。



 「……私がキチンと説明していれば…。こんなにも珪を追い込むことがなかった」



 ダーリンのお父様は自分を責め続けた。



 「…後悔しても…仕方がないと思います…。珪さまが早く…意識を取り戻せるように…
最善の方法を考えましょう。叔父さま」



 「…それはそうだが…」


 オレンジ色の染まろうとする空を二人で見上げた。



 また陽が沈み…夜が来る…。



 
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