溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「……」


 私は冬子と二人で食堂でランチ。


 たくさんの男子生徒たちに囲まれて…上機嫌の雲雀さんが私たちの前に来た。


 
 「ご機嫌よう~♪ハニー」


 馴れ馴れしく…私を呼ぶ雲雀さん。
 でも彼女は来年の3月には卒業してしまう。


 3年生の女子はミスコンには出場出来ないはずなのに…なぜか?自薦で編入
3日目の雲雀さんが『ミス東永』に選ばれた。


 「……ダーリンは目を覚ましたの?」


 「いえ…」


 「このままずっと眠るのかしら??」


 「それはないと思いますけど…」


 「キスしてあげたら?『眠りの森の国の姫』の物語は王子のキスで目が覚めたでしょ?
眠りの王子には姫のキス必要なんじゃない??」


 「えっ!!!?」


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