溺愛ダーリン&愛しのハニー
 目を覚まして…ダーリン!!!!!


 「……」


 ダーリンの瞳が開いた。



 「……ダー……リン??」


 「……ハニー…うるさいぞ~」


 「だって…だって…死んじゃったのか…」



 「申し訳ありません…顔を拭いて…濡れタオル…取るの忘れてました」


 「えっ!!!?」


 濠さんが私の右手に持っていたタオルを取り上げた。


 「死んだ時に…顔に被せる…布かと…」


 「……ハニーさまも面白い勘違いしますね~。このタオルよ~く見て下さい」


 濠さんは笑いを堪えるのに…必死。


 「『ゆ~ゆ~ランド』??」



 ダーリンの顔に掛けられたタオルは…私も知っている…スーパー銭湯のタオル。
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