溺愛ダーリン&愛しのハニー

 「ようやく…意識を戻されましたね~。珪さま」


 「……俺はどれくらい眠っていた?」


 「3週間近く…」


 「そうか…」


 ダーリンは体を起こした。


 「…俺は当主の座を追われるのか?」


 「いえ…今まで通り…あなたが椎名家の当主です。会長様が舶来の血を引いて
いても当主になれるように…椎名家の家訓を変えました」


 「!!!?どうして??」



 「…それは直接…会長様に自分自身で聞いて下さい」



 何も知らないダーリンは戸惑いを隠せなかった…。
< 216 / 292 >

この作品をシェア

pagetop